M子先生を偲ぶ会
2012年 10月 24日
今年は、2月に召されたM子先生を偲ぶ会として行われた。
暑かった夏もようやく終わり、涼しくなった今日このごろ、
あちこちの路地から、金木犀のいい香りが漂って来る。
教会に向かう駅からの途中で、パン屋さんに行くために、
M子先生ご夫妻が住んでおられたマンションのそばを通った。
晩年、この付近を、M子先生が散歩しておられたことを思い出した。
まず、10:30~教会の会堂で、M子先生の恩師であり、
ICI国際聖書通信講座の仁司路子先生を講師としてお迎えし、
M子先生の若い頃のお話などをうかがった。
それから、お昼は場所を2Fに移して、
みんなで持ち寄った食事を囲みながら、
一人一人がM子先生の思い出などを語った。
私は、三つ思い出をお話した。
一つめは、今年初めて北海道に旅行して、札幌から旭川に行く途中で、
M子先生の故郷の砂川という所を通ったこと。
ここでM子先生が生まれ、イエス・キリストを信じて救われ、
献身して神学校へ行く決心をされたのだと思うと感慨深かった。
二つめは、前科7犯で元ヤクザの進藤龍也牧師の著書の中に、
刑務所の中で、仁司先生の国際聖書通信講座を受けていたという
記述を見つけた時のこと。
2年ほど前だったと思うが、M子先生にお話したら、
「今でも、こうして頑張っていらっしゃるのねぇ・・・・・」と、
仁司先生のご活躍に感心しておられた。
「私が何より楽しみにしていたのが、すでに牧師を引退した仁司路子先生の肉筆による答案だった。毎回送られてくる心温かい回答に私はどれだけ支えられたかわからない。・・・・・」
(進藤龍也著 『人はかならず、やり直せる』
第3章 回心――イエス・キリストとの遭遇 P95より)
三つめは、今年91才になる私の母が、10年以上前に脳梗塞で倒れた時、
何度もお見舞いに来て下さり、お祈りして下さったこと。
その後も、たびたびホームを訪ねて下さって、共に祈って下さり、
6年前に受洗したことをお話した。
普段は、礼拝に来られない、遠方の方々とも久しぶりにお会いし、
M子先生のなつかしいお話をすることが出来てうれしかった。