千葉在住のクリスチャン。中国語やゴスペルや手話が趣味のスズランが感じたり思ったりしたことの日記。


by suzuran-no-nikki
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『氷点』(上)・(下)

 著者:三浦綾子
 発行所:(株)角川書店
 初版:1982年1月
 定価:(上)・(下)各460円+税

 先日、北海道の旭川にある三浦綾子記念文学館を訪れたのを機会に、
三浦綾子さんの『氷点』を読み返してみた。
 この作品は、1964年(昭和39年)、 三浦綾子さんが42才の時に、
朝日新聞社の1千万円懸賞小説に入選した小説だ。

 旭川を訪れたばかりなので、見本林・美瑛川・大雪山などの地名に、
何だか親しみを感じた。
 以前、読んだはずなのに、覚えていたのは大筋だけで、
ほとんどの内容は忘れてしまっていた。

 人間の心の奥底にある、汚れた醜い思いや、
また自分でそう思っていなくても、流れている罪の血について、
キリスト教の「原罪」ということを、分かりやすく書いた本だと思う。

 「一途に精いっぱい生きて来た陽子の心にも、氷点があったのだということを。
私の心は凍えてしまいました。
陽子の氷点は『お前は罪人の子だ』というところにあったのです。・・・・・」
                        (『氷点』のクライマックス部分より引用)

 三浦綾子記念文学館に展示されていた文の中に、
この『氷点』を読んで、一人でも罪ということを知ってもらえれば・・・
といったことを、三浦綾子さんが書かれていたが、
このように多くの人に読まれるようになって、素晴らしいと思う。
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by suzuran-no-nikki | 2012-08-21 10:37 | 読書