東日本大震災から2週間
2011年 03月 25日
国内観測史上最大のマグニチュード9の極めて強い地震があった。
私の住む千葉県でも震度5を観測し、沿岸部で被害が出た。
東北地方を中心に、全国での死者・不明は3万人近いと言う。
この日、私は東京の病院での定期検査があり、
結果は以前どおり経過観察で良いとのことだった。
その帰り道、東西線に乗って帰宅途中に、
葛西駅付近の電車の中で、大きな揺れがあった。
その後、揺れが少しおさまってから、
時速5kmのノロノロ運転で浦安駅まで進んだ。
ここで一時停止したが、線路の点検作業にも
3時間ほどかかるとかで、結局、約8時間も停車した。
電車内はドアが開けっ放しのため、冷たい風が吹き込んで、
夕方から夜にかけて、段々と寒さが厳しくなった。
付近のホテルや、ネットカフェ等どこも満員で、
いつ来るか分からないタクシー待ちも延々とすごい行列だ。
駅構内に新聞紙を敷いて、座り込んで待つ人もいる。
途中で、駅の売店にお菓子を買いに行ったり、
混んでいるトイレに行列したりしながら待った。
夜中の11:05になって、やっと電車の運転が再開した。
けれども、妙典駅までで終点となるとのこと。
JRは、終日運転見合わせ。京成線も東葉高速鉄道も動いていない。
しかたなく妙典駅で下車し、みんな黙々と西船橋駅を目指して歩いて行く。
苦情を言う人は、誰もいなかった。
私も、徒歩で3時間くらいかかり、何とか無事に帰宅した。
テレビのニュース等を見て、その被害の大きさに愕然とする。
主人も、上の子もその夜は職場で過ごし、翌日帰宅した。
下の子も、長野から無事に帰って来た。
その後も、拡大し続ける被害や犠牲者の数。
いまだに起こる余震。
福島の原子力発電所の危険な状態。
不安なことは多い。
この大きな災害に、人間の無力さを思う。
計画停電の夜、真っ暗な中で、家族で心を合わせて祈った。
アメリカのNYを始めとするクリスチャン達の祈りにも励まされる。
この日本に、主のあわれみを祈る。